[企画書のコツ]書かない企画書??

Satoshi Ganaha_Vision Projects

2013年06月19日 22:33

▼今日のテーマ
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◎共感を得るには、、、伝えたいことを全部書かない
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プロジェクト・プランナーの我那覇です。

企画塾の第6期がスタートしました。
8名の塾生と一緒にがんばって、楽しくも、苦しくも、そして、有意義な時間に
なるようにしていきたいと思います!!

さて、今回のブログは「企画書」。

突然ですが、企画書で一番大切なことは何だと思いますか?

◎根拠
◎コンセプト
◎内容
◎斬新なアイディア
◎数字(売上・利益)
◎実現性

どれだと思いますか??




実は、どれでもありません。
もちろん、どれも企画書の中で大切な要素ではあるのですが、
企画書で一番大切なことは

◎共感

です。

企画書を見るのも、読むのも、最終的には「人」。
その「人」と一緒に動きたいから企画書があります。

、、、ということは、見た人、読んだ人が「共感」してくれないと
一緒に動こうってなりませんよね。

そう、だから、共感が大切なんです。

◎すごいなぁ。
◎楽しそうだなぁ。
◎こんなことできそうだなぁ。
◎これを求めていたんだよ。 などなど


さて、その共感を得るには、企画書をどのように書けば良いでしょうか?


それは、伝えたいこと「全てを書かないこと」


普通、逆ですよね。
伝えたいことは、全て書きたい。
そう思うかもしれません。

だけど、企画書においては、共感を得たいのであれば「全て書かないこと」です。

「全て書かないこと」をイメージで伝えますね。


▼まずは、全て書いた企画書のイメージ



これ、誰がどう見ても、「三角形」ですよね。
そう、「三角形」って伝えている企画書です。

さて、全て書かない場合の企画書のイメージはどうなるか?


▼全て書かなかった時の企画書のイメージ



これ、「三角形」に見えますよね。
でも、全て書いた三角形と比較すると、歯抜けになっています。
これが、全て書かない企画書です。

つまり、「三角形」ということは伝わるけど、正確には「三角形」じゃない
状態です。

なぜ、この状態が「共感」を得るかと言うと、歯抜けになっている箇所を
見る人が創造するからです。

見る人に創造させることで、見る人の考えを含むことのできる企画書になります。
=「共感」になります。

▼例えば、見る人の創造がこんな場合だってありますよね。



人は、自分の考えを聞いてくれたり、取り入れてくれたりすると
共感度合いが高くなります。

企画書も一緒で、「ガチガチ=全て書いている」に伝えたいことを書いていると、
見る人、読む人は、自分の考えと「一緒か」「一緒じゃないか」の2者択一
になってしまって、共感できる可能性が少なくなります。

逆に「ゆるーく=全て書かない」に伝えたいことを書いていると、
見る人、読む人は、自分の考えを入れよう(創造)とするので、
共感できる可能性が高くなります。



伝わりますでしょうか?

企画書の魅力は伝えるけど、、、全て書かない。

ちょっと難易度が高い技術ですけど、今後のブログで少しずつこの技術を
紹介していきますね。

お楽しみに。

企画書の作成を楽しんで!!

我那覇さとし

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