[ビジョン]苦しい時こそ、ビジョンを描く!!

Satoshi Ganaha_Vision Projects

2014年06月13日 09:32

▼今日のテーマ
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◎ビジョンから目を背けない。逃げない。
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突然ですが、みなさんは「ハゲタカ」ってドラマご存じでしょうか?


▼ハゲタカのポスター


企業の買収劇をドラマにしたNHKの番組です。
TOB(株式公開買い付け)や敵対的買収などの言葉を流行させた番組です。

もともとは、NHKのドラマだったのですが、人気になり、映画にもなりました。

▼映画バージョンの相関図



私は、以前、東京の会社の仕事で、
買収用のプレゼン資料や再建用の企画を手伝ったことがあるので、
とても楽しく見ていました。

この映画バージョンのワンシーンに、
会社のビジョンについて、芝野(柴田恭兵役)=会社を再建する役員が、
大手自動車メーカーの社長に怒りながら伝えるシーンがあります。


▼そのやり取り ──────────────────────────────────────────────
大手自動車メーカーが中国系ファンドに買収をかけられ、
会社を守る為に、芝野が必死に守るのですが、
敵の攻撃が用意周到、大金を投じられるなど窮地に陥ります。
その時、社長に迷いが出てきて、最終的に会社を守る為に、
敵の要求に乗ろうとした時、、、

社長「このままじゃ、本当に会社が乗っ取られる!!」

芝野「後少し、踏ん張れば大丈夫です。」

社長「だけど、敵に追い詰められているじゃないか!!(怒)」
社長「このままじゃ、苦しくなるだけだ!!」
社長「守る為に、敵の要求をのもうと思っている。。。」

芝野「苦しい時だからこそ、明るいビジョンを描いて、
   希望を力に、社員一丸となって乗り越えるべきです!!(怒)」
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ってやり取りがあります。
このやり取り、社長の気持ちがとっても良く分かります。
そうなるよなぁって思ってしまう。。。

でも、芝野は、こんな時だからこそ、「ビジョンが必要」と説いている。


映画、ドラマ、大手企業のことと思いがちですが、
現実には、どの企業でも規模は違えど、似たようなことが日々起こります。


私たちは、多くの企業さんの「ビジョンづくり」をお手伝いしていますが、
似たような場面によく遭遇します。

将来のビジョンを話している中、
◎でも、、、今、お金が無いからぁ。
◎上司が絶対に反対するからなぁ。
◎今の問題をなんとかしないと、そもそも先が見えないしなぁ。 などなど


目の前の問題や課題解決に頭と意識が奪われてしまいがちです。


問題や課題はもちろん解決しないといけないのですが、
問題・課題を乗り越える為には、その前に「ビジョン」が必須です!!

ビジョンは、
◎苦難を乗り越える為の力になります。
◎乗り越える為の仲間(会社の場合、社員)ができます。
◎1人では越えられない壁も、みんなと一緒であれば、越えられる壁になります。



苦しい時、ビジョンから目を背けて、目の前の問題・課題解決に走りがちです。
実は、その方が楽だからです。(そうしたい気持ちはよーく分かります。)

先を描くと、新たな問題・課題を発見してしまいます。
実は、ビジョンを描くからこそ、苦しくなることだってある。

だけど、その苦しい時期にビジョンを描いて、前に一歩でも二歩でも進むことが
とっても大切だと思います。


映画「ハゲタカ」からは、それを改めて感じさせてもらいました。

みなさんも興味があれば、是非、ご覧になってくださいね。


我那覇さとし

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